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Churrasco(シュハスコ)は、ブラジル南部のガウーショ(カウボーイ)が始めた料理とされています。草原などで食事をする際に、木の枝に裁いた肉の塊を刺し、塩をふって焚き火で焼いて食べたことに由来しています。
現在では、鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって、炭火でじっくり焼いたブラジルをはじめとするアルゼンチン、ウルグアイ、ボリビア等、南アメリカの広い地域で食されている肉料理です。
日本ではシュ”ラ”スコと発音されますが、本国ブラジルではシュ”ハ”スコと発音されます。スペイン語圏では「チュラスコ」又は「アサード」と呼ばれています。。
||シュハスコ(シュラスコ)のルーツ
ブラジル南部のリオ・グランデ・ドスール州のヨーロッパ移民「ガウーショ(カウボーイ)」が食していた肉料理が起源とされています。
ガウーショはニッカポッカのような大きなズボンと赤いスカーフが特徴的です。
ガウーショは特別な日に、放牧中、草原で牛を裁き、木の枝に肉の塊を刺し粗塩を振って焚火で焼き、そぎ落としながら食べていました。
それが現在のシュラスコの原型と言われています。
||シュハスコ(シュラスコ)の食べ方
多くのシュハスカリアではサラダやおつまみなどがビュッフェ形式で食べ放題となっていることが多いので、まずお店について席に座ったら、ビュッフェカウンターにあるサラダやおつまみなどを取りにいきます。ビュッフェメニューにはブラジル人のソウルフード”フェイジョアーダ”や、バイーア州の家庭料理である”ムケッカ”をはじめとするブラジル料理の他、日本では珍しいパルミット(ヤシの芽)等のサラダバーや、デザートまで並んでいますので好きなものを好きなだけとりわけます。
また、テーブルにはサインコインがおいてありますので緑色の面にするとお肉の提供がスタートします。緑色の面”Sim, por Favor"を見せるようにしておくとパサドール=店員はひたすらお肉を持ってきます。
もうおなかいっぱいなのに何で持ってくるんだろう!?
というときはコインが緑色の"Sim, Por Favor”になっているはずです。
もうお肉はいらないというときは、赤色の"Nao Obrigard!”の面にすれば、もうお肉はいりませんという意味ですので緑色から赤色に変えましょう!!
また、お肉は焼き加減や好きな部位など、どんどんリクエストできますので、”もう一度ピッカーニャが食べたい!”、”もうちょっとレアで焼いてきて!”など塩加減、焼き加減など遠慮せずにパサドールに伝えてみて下さい。
ブラジルにおけるシュラスコは、基本的に食べ放題で、時間も無制限で長い人になると3時間以上、会話を楽しみながら食事をする人もいます。
|| ブラジルのシュハスコ(シュラスコ)事情
本屋さんは「Livraria(リブラリア)」、手巻き寿司専門店は「Temakeria(テマケリア)」シュハスコ専門店のことを「Churrascaria(シュハスカリア)」といいます。
ブラジル国内には1000店舗以上のシュハスカリアがあると言われています。
1人200レアル(日本円で10,000円)以上もする超高級店から、30レアル(日本円で1,500円)程度の大衆店まで、様々なお店があります。
ブラジルのトラックドライバーの間ではガソリンスタンドに併設されているシュハスカリアが安くておいしいお店が多いと言われています。
|| 日本のシュハスコ(シュラスコ)事情
1991年、に銀座にある「バッカーナ」が日本国内にシュラスコブームを巻き起こしました。その後一旦はブームも収束したものの、近年復活いたしました。また、2014年はサッカーワールドカップがブラジルで開催されたことにより、ブラジルの注目度がアップしたことで日本国内にも数々のシュハスカリアやブラジル料理店がオープンしており、さながらシュハスカリアのプチバブルが起きています。
各店舗は趣向をこらし、サンバショーやボサノバライブを開催するなど、益々ブラジリアンな雰囲気が味わえるようになりました。